こんにちは。
・5店舗の店舗ビジネス
・10人以上のクリニック
で自律自走する組織のプロデュース専門家
組織が自律自走する
ミーティングファシリテーターの辻です
僕は飲食業界と医療業界を軸に
自律した組織改革のサポートをしていて、
特に5店舗以上、
10人以上の領域での
組織改革を得意としています。
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人材定着シリーズ 4回目
前回は
帰属意識を持ってもらうには
3つのポイントがあるというお話でした。
3つのポイントが何だったかというと
(1)共通の目的を持つ
(2)イニシエーションとセレブレーション
(3)ストーリーを共有する
でしたね。
前回はその中でも
(1)共通の目的を持つ
についてご紹介しました。
本日は
(2)イニシエーションとセレブレーション
についてご紹介します。
イニシエーションとセレブレーションとは何か
イニシエーション=通過儀礼
セレブレーション=お祝い事
です。
つまりその組織が必ず通る儀式を作り、
皆が同じ苦労や体験を通じた仲間だと
認識できる機会を作ってあげるのです。
軍隊などはその最たる例で、
新兵教育という名目で
「いじめ」や「しごき」という形で
通過儀礼が行われます。
その場でしか
絶対経験しないような内容のものです。
例えば、軍の物品を無くした人が出た時に
無くした人以外が全員罰を受ける
なども有名なお話ですね。
しかし通過儀礼、つまり
イニシエーションだけではダメで、
必ずセレブレーションとセットにします。
軍隊でのセレブレーションは
全ての新兵教育の修了のタイミングで
教育担当者から
「今日を持って君たちは私の上官だ」
と兵卒の祝いの儀式が行われます。
軍隊ほどの激しいものは稀ですが
多くの企業もこの二つは
意識して実行されています。
例えば私が昔にいた
製薬会社のMR(営業)研修では
半年近くの研修を寮で行います。
半年間同じ屋根の下で
共に勉強や研修を行うのが
イニシエーションです。
やはりその中では
厳しさもありました。
学生マインドから
社会人マインドに切り替えるため
敢えてそうしていたのだと思います。
そして半年が終わる頃には
セレブレーションの一貫として
「君たちも来月から立派なMRとして
医療貢献する一員だ」と
修了式のようなものや
研修担当者や組織の上司から
労われる懇親会等が行われました。
そこで共に過ごした同期達とは
何とも不思議な絆が生まれるものです。
こうした話をすると
自分のところではそんな大きな事は
できないと思われるかもしれません。
ですが、
別にここまで
大それた事をしなくても良いのです。
私が飲食業界の運営に携わっていた時も
イニシエーションとセレブレーションは
意識して作っていました。
アルバイトでも社員でも
まず入社してから3日間ほど
営業前研修を行います。
この事前研修では、
会社の理念やハウスルール
店舗ルールなどを教えるのですが、
私は必ずその事前研修で
商品を全て覚えるテストをしていました。
飲食店の料理名は
「柚子香る○○の・・・焼き ~▲△仕立て~」
みたいな長い名前のものが多いのですが
※私のお店だけかもしれません。
そうした名前のものが50以上ある中、
事前研修中に先にテストを行います。
この正式名称テストに全て答えられなければ
店舗での研修には入れないルールにしていました。
その中はお酒も入っているので、
高校生からしたらチンプンカンプンです。
ですが年齢等での処置はしていません。
このテストを通じて、
一人ひとりにプロ意識を
植え付ける意図をもっています。
これが結構大変で、
皆必死に家で覚えてきます。
1回で受かるスタッフもいれば、
3回ぐらいかかるスタッフもいました。
受かるまでは約束通り
営業には入らしてもらえないので、
皆何とか頑張って覚えて来てくれます。
ここで少し大変な事をしてもらう事で
仕事に対する意識が高まると思っています。
多くのところでは
辞めて欲しくないからと
最初に必要以上に甘くするところもありますが、
私はこれが正解だとは思いません。
無駄に厳しくする必要もありませんが、
仕事をする以上
働くマインドセットは必要です。
それをしっかりと体感してもらえる場を
用意する必要があると思っているからです。
このテストのような通過儀礼を
研修中にいくつか通ってもらい
研修明けた時にお祝いをします。
お祝いと言っても
歓迎会をするだけですが。
これは正解かどうかは分かりませんが、
私は研修あけるまでは
歓迎会を行いません。
もちろんそれまでの間に
スタッフ間の関係性が深まるような
関わり方は意識的に作っていきます。
研修が明けたお祝い、
通過儀礼が終わった証として
全員から迎い入れられる歓迎会を位置づけていました。
こうした全員が通る道を用意しておくと
歓迎会までにもスタッフ同士での会話が増えます。
「あのテスト一回で受かったの?」
「このチェック項目難しいよね。」
など既存のスタッフが新人に話しかける
話題の1つにもなるのです。
自分の組織ならではの
イニシエーションとセレブレーション
で良いのです。
自分たちしかやらない事だから
共通認識や体験を通じて
帰属意識が生まれます。
無理に厳しくする必要もありません。
是非自分のところでは
何ができるかを考えてみてくださいね^^
では今日はこの辺で。
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